2008年1月より月毎に1点づつ器を紹介します。
器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。
ご購入いただけます器もございますのでお問い合わせ下さい。
■ 種類:土瓶蒸し
■ 絵付け:小菊・松虫草と吾亦紅
■ サイズ:径120 高100mm
■ 価格:1セット¥36.500.-(税込)…注文品のみ販売
季節は秋になりました。
まさしく今の季節にぴったりの器「土瓶蒸しの器」をご紹介したいと思います。
器の中には、飾り観て楽しむものも見られますが、多くは機能性を備えています。
今月にご紹介します土瓶蒸しの器はまさにそれにあたります。
土瓶蒸しの器は、基本的に「蒸す」ために作られているので直火にかけられないものが多いのですが、とうあんの土瓶蒸しの器は耐熱底になっていますので、直火にかけてご使用いただけます。
今月の器「土瓶蒸し」に描かれているのは秋の草花です。
左が松虫草と吾亦紅(ワレモコウ)で、右は小菊。
素朴さが魅力の草花が職人の手仕事により描かれています。
松虫が鳴く頃に咲くと言われる松虫草。
秋に暗紅色の花を咲かせるワレモコウの漢字表記は、吾亦紅、吾木香、我吾紅、我毛紅と様々な由来と共に書かれます。
「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名付けられたと言われています。
春の桜に対して日本の秋を象徴する花である小菊
どれも秋を代表する草花です。
土瓶蒸しの具材は、海老や鶏を入れることもありますが、鱧と松茸が定番とされています。
それは夏が旬の鱧と、秋が旬の松茸を同時に楽しめる、その時期だけしか楽しめない贅沢な取り合わせだからだそうです。
土瓶蒸しは具材を蒸して食べるだけではなく、蒸して出る蒸し汁(出汁)も楽しめるよう土瓶に入れて出されます。
メインは具材ではなく出汁だと言われることもあり、小さな猪口のような器が付いています
秋の味覚と香りが同時に楽しめる日本料理なのです。
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